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毎日がミーツ・ザ・福祉

私の考える福祉は「自分が幸せ」「奥歯でしっかり噛む」が大切。

「公園に転がっている石」「席を譲る」「筆談」「掃除」「コミュニケーションを楽しむ」など、福祉はそこらじゅうに転がっている。

ある情報誌に、「我が子を動物園に連れていったが動物を見ずに水槽で揺れる光を楽しんでいた」とほんわかする話が掲載されていた。

動物園で動物を見ないのはもったいない気もするが、根本的には「我が子に動物を見せたいから動物園に来た」のではなく、「我が子に喜んで欲しいから喜びそうなものを提供した」である。

結果、動物を見ていなくとも水槽で揺れる光を楽しんでいたならお互いにハッピーだ。そこでもし「動物園に来たのだから動物をみなさい」と言えば、「人の目を気にして生きなさい(私の計画通りにしなさい)」と言っているようなもの。

誰かのために動いても見返り(感謝の気持ちも含め)がなかったり、思い通りにいかないからといって気分が沈んだり怒ったりしていてはナンセンス。

"誰かのために"の部分をしっかりと奥歯で噛んで楽しむことが大切。 人と人のコミュニケーションだから、失敗もするでしょうが、考えて何度もトライしていたら楽しめるようになる。

初めて食べたピーマンが不味かったら脳はピーマンを嫌いと認識するでしょうが、ピーマンの収穫時が悪かったり調理の仕方が下手くそだったりしただけで、こだわりのピーマンや腕の立つ料理人が調理したピーマンは美味いと感じるかもしれません。

美味しいピーマンをみつけましょう!!

(文・上田 航太)