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本屋さんが福祉のことについて考えてみた

 わたしは3歳のとき、帰省していた田舎で縁側から落ちて、右ほおをざっくり切りました。68歳の現在も、縫い跡が残っています。姪は、生まれて1ヶ月目に風邪菌が脳に入って重度の脳性小児麻痺になりました。従兄弟の奥さんは、49歳の時に家の階段から落ちて頚椎損傷、首から下が動かなくなりました。

 考えてみると、自分につながる人たちをたどると、どこかで「障害」を持った人にいきあたる確率は結構あるのではないかという気がするのです。そうすると、まったく人ごとではないのです。 ずっと尼崎で暮らしながら、尼崎のこういう企画に参加したことがなくて、本当にいい出会いをさせていただいたと思っています。

 出店者説明会に行ったとき、お隣では実行委員会のミーティングをされていたのですが、あんなにたくさんの方たちがボランティアで関わっておられるのを知り、しかも言われたことだけをするのではなく、障害を持つ人も持たない人も、みんなで楽しむために、いろんな意見を出し合って相談されているのには、感動さえ覚えました。

 これをまた、ひとつのきっかけとして「共にいての社会」だと、特別なのではなくあたりまえにそこにいて、同じ目線で暮らしてゆくために、それぞれが自分にできることを見つけてゆければいいなと、思っています。

 当日みんなが楽しく過ごせますように、いいお天気になりますよう、てるてる坊主を作ろうと思います♪

 

(文・小林由美子)

■ミーツ・ザ・福祉

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