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福祉はおもろい、福祉は楽しい

 みなさん、福祉・介護・障害にどんなイメージを持っていますか?

 尼崎のNPO(福祉・介護系)で働き始めて6年、今でこそ介護の仕事を楽しく続けてこれるようになってきましたが、正直言って働く前とかは、何かよく分からんけど暗い、将来大丈夫なんかな、支援はするけど当事者とは直接はあんま関係ないかなとか思ってた時期もありました。

 でも今は、普段から関わってる100歳を越えた元気なおばあちゃん、視覚障害とがんがあるけどご主人が近くに住んでいつも会いに来てくれるから楽しく過ごしてるおばあちゃん。近所には障害のあるグループホームがあって、いつも元気に働きに出ていく男性陣。道を歩けば、ヘルパーさんと出かけてたり、一人で電動車椅子を器用に操って外出してる何かしらの障害のある人たち。

 目を上げると周りには老い・病い・障害や、本人しか分からない生き辛さを抱えてても、生き活きと尼崎で暮らしてる人と出会うことが増えてきました。これは、尼崎やからとか仕事柄というのもあるかしれませんが、やっぱり一人ひとりの方との出会いの中で、自分の中の考え方、気づき方、関わり方が変えられていったんやろなと思います。

 それで、感じたこと。「福祉はおもろい、福祉は楽しい」。

 出会いの中で、関わりの中で自分の中に面白さ(興味・関心)が生まれ、“一緒に”時間を過ごしたり、たまに何かしたりして楽しい時間を普段の交わりの中で共有することで、福祉・介護・障害って特別なことじゃなくて当たり前のことになってきました。

 誤解を恐れず言えば、「みんないつかは障害者」。

 障害者が楽しく暮らせるまちは自分も楽しく暮らせるまちだと思いますし、障害のある方と自分とおんなじとこと違うとこに気づくことで、自分とまわりの世界がつながって広がって、安心したり楽しくなったりしてきます。

 ミーツ・ザ・福祉はそれをいっぺんに体験できるぜいたくなイベントだと確信してます^ ^

 みなさんとの“出会い”と“交わり”、楽しみにお待ちしています(^^)/

(文・西山ひろき)